腰痛改善に大きな効果。ヨガと瞑想について【研究結果】

yoga051ヨガと瞑想は慢性腰痛を緩和することがある。

米国の医学雑誌(JAMA)に、瞑想と認知行動療法(心理療法の一種)に痛みを緩和する効果がある可能性を示す研究結果が出ているが、これにはヨガを組み合わせた治療法が行われている。詳細は下記の通り。

ヨガを行った患者に大きな改善効果

平均7年間腰痛を持つ患者20~70歳の342人を対象に、そのうちの3割をヨガとマインドフルネス・ストレス低減法(MSBR)を組み合わせた治療法を行った。

マインドフルネス・ストレス低減法(MSBR)とは?
心理学的治療の一つ。ストレス対処法として、先進国では医療・教育・ビジネスなど様々なシーンで取り入れられている。
いつでもどこでも実践できるメリットがある。

認知療法の枠組みに瞑想を統合した技法であり、仏教的な実践であるマインドフルネス(念)を中心としている[1]。1970年代に、生物学者であり心理学者であるジョン・カバット・ジンが特に痛みの緩和のために開発した[2]。心的過程を「脱中心化」し、とらわれずに、穏やかにただ観察する[1]。起源は仏教にあるが、宗教的問題の解決ではなく、心身の健康に応用した[2]。参照:Wikipedia

治療法の結果

従来の治療法で改善がみられた患者は44%だったことに対して、ヨガとマインドフルネス・ストレス低減法の治療法では61%の改善がみられたとのこと。
(同じ研究で認知行動療法による改善効果は58%)

腰痛の原因はストレスも大きく関係していることは様々な専門書にも書かれており、ストレス軽減を腰痛改善の1つとして取り入れられている医療期間やセラピーは多い。

これらのことより、誰でも簡単にできる瞑想やヨガは長年のあいだ腰痛で苦しむ人にとって試す価値は大きい。

ヨガ・瞑想方法

認知行動療法やストレスの低減を目的とするヨガや瞑想方法を簡単に説明する。

  1. できるだけ静かな場所で1人になる
  2. 深く腹式呼吸をする
  3. 目を閉じて、何も考えず無になる
  4. 何かを考えてしまっても「今、考えているな」と自分を客観的に見つめ、それ以上考えを追わない
  5. 再び「無」を意識し続ける

このようなヨガや瞑想方法は、例えば自分にストレスとなりうる事が起こったとしても、受け入れ・流すことによって傷つく必要性を根本から無くし痛みを軽減する。

ビジネスの場においては有名だが、集中力アップや柔軟な考えができたりと役に立つことが多いので、まず知っておいて損はない。

瞑想の方法については森文庫の書籍が簡単で読みやすい。

マインドフルネスの瞑想入門書においては、吉田氏の書籍が口コミの評価も高くおすすめ。

人間の体はまだまだ解明されていないのも事実。
腰痛改善にヨガや瞑想を取り入れるのも1つだろう。

腰痛は視野を広く持ち柔軟に取り組むことで「なかなか治らない」慢性腰痛にもケアの兆しが見えてくる。

ヨガを具体的に体験するなら主婦の友αブックスから出ているDVDつきの入門書をおすすめする。

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