10数年前に椎間板ヘルニアと併発して坐骨神経痛になりました。
それからヘルニアの手術をして一応治りましたが、天気が悪くなったり引越しなどで無理をすると、たまに坐骨神経痛の痛みやしびれが再発します。
このとき激痛を我慢していた時期がトラウマで蘇り正直ゲンナリはしますが、数年に1回ほど再発を繰り返していると、簡単な対処法でなんとでもなります。
もし再発でビクビクしたり苦しんでいる人がいるなら、大丈夫、問題ありません。
嬉しくないですが、再発には慣れている私の坐骨神経痛のストレッチと対処方法を淡々と紹介します。
- 対処法の順番
早期発見・早期対処
まず慌てない、必要以上に気分を落ち込ませない、暗くならない。
お尻の骨の右辺りの奥のほう(私の場合。左の人もいると思う)がズキズキして足がビリビリしびれてくると、すぐに精神的に暗くなってしまい、「気のせいかな…」と済ませたくなる。
ただ、次の日も腰痛や座骨の痛みがとれない場合は(これは出てきよったな…)と認め、「さっさと治すか!」と気持ちを切り替える。
気づいたらできるだけ早くに対処すると、その分はやく改善できる。これは私の経験上です。
次から具体的な方法を説明します。
座骨神経痛の3つのストレッチ
もし腕の良い整体院や接骨院を知っていたら、そこで施術してもらうといいと思いますが、私は下の3つのストレッチをすると治るので、整体院には通っていません。
治る期間は、痛みに気づいてから完治まで4日間ほど。
ではストレッチ方法です。
1.ハムストリングを伸ばす
仰向けに寝転んで、座骨の痛い側(私の場合は右側)の足を抱える。
足を開きます。
ハムストリング(ももの裏側)がガチガチに張っているので、これを無理の一歩手前ぐらいまでゆ〜っくり伸ばして、ゆ〜っくり止める。
だいたい30秒ぐらい。終わったら次。
2.大腿四頭筋を伸ばす
横向きになります。
それから画像のように手を後ろに伸ばし、足の甲を持って腰に押し当てるように引っ張ります。
もも辺りの筋肉が伸びます。
これが大腿四頭筋(だいたいしとうきん)のストレッチ。
なんでここを伸ばすのかは専門書を調べたり整体師などに聞く方が丁寧に教えてくれると思います。
とりあえず大腿四頭筋を伸ばしながら腰を入れる感じで。
おわったら次、最後です。
3.梨状筋を伸ばすストレッチ
整体師の人が梨状筋(りじょうきん)は、整体師でもあまり詳しくない人が多いよう。そんなことを聞いたことがあります。
とりあえず、これが私は一番好きです。いた気持ち良い。治ってる感じがします。
仰向けになり、痛くない側のももの上に、足腰やおしりの痛い方の足(私は写真のように右足)を乗せます。
両手で左足(痛くない方の足)をももから抱え、胸につけるように引き寄せます。
するとお尻の痛い辺りが、すごく伸びる感じがします。
これが梨状筋のストレッチです。30秒ぐらいします。
ストレッチ後、なんかジーンと痛い
ストレッチをやり終えると、少しだけ痛いんです。ただ、これは理学療法士の先生が言っていましたが「痛い」ということは、そこが弱っているということのようです。
もちろんやりすぎるといけないのでしょうが、このストレッチをやり終えたあとは筋肉が刺激されて少し痛くとも、30分も経てば元の状態(ストレッチをやる前の痛さ)に戻っている感じで、日が経つごとに痛みがなくなります、私は。
ストレッチ後や寝るときなどにモーラステープ(鎮痛消炎のテープ)などを貼ったり安静にしながら毎日このストレッチを続けると、だいたい4日程度で坐骨神経痛が完治します。
日が経つごとに足のしびれや痛みが緩和されていくのが分かります。
安静と、わりとマジで注意していること
せっかく早く対処し始めてストレッチで治しているところなのに、過ごし方1つで悪化して、ストレッチで治癒して……また悪化して……と追いかけっこのように繰り返さないよう生活に十分注意します。
私が絶対に注意すること
- 朝起きるときは、横向きになってから徐々に体を起こす
- 顔を洗うのに洗面所で中腰にならない
- コルセットをつけ、姿勢を正しくする
- 痛みをかばって歩き方が変にならないよう意識
- 絶対に力仕事は断る
- 体が温まってから昼休みか夜に上のストレッチをする
- モーラステープを貼って寝る
ちなみに腹筋はしません。あれは腹筋と背筋のバランスが悪い人がする対処法みたいなので、私にとって坐骨神経痛を治すのに必要ありません。
4日程度で腹筋が落ちるほど軟弱ではないので、コルセットと正しい姿勢を意識していれば大丈夫。
これで坐骨神経痛が再発しても、今まで乗り越えてきました。