ヘルニアの症状まとめ【腰を治療する5ステップ】

椎間板ヘルニアは個々によってあらわれる症状がさまざまである。
このページでは、その多岐にわたる症状をまとめ、腰痛を治療するためのステップを順を追って解説している。

腰痛ヘルニアの症状まとめ

腰椎椎間板ヘルニアの日常生活における具体的な症状はこのとおり。

生活面に出る症状「こういうとき辛い…」

  • 立っているだけでも鈍痛、しびれ。寝た姿勢でもつらい
  • 朝、起きたては骨がきしんでいる感覚があり、症状がひどい
  • 顔を洗うだけでも洗面台の低さがもどかしい
  • アルコールを摂取すると、痛みがひどくなる気がする
  • お風呂にはいるとき、浴槽をまたぐだけでも痛みが出ないように注意する
  • 歩くだけでも振動があり、痛みをかばうように変な歩き方になる
  • クシャミをすると、もう激痛

体の部位ごとの症状は下のとおり。思い当たるかどうかご覧いただきたい。

慢性的な腰痛なのかヘルニアか分からないが、右側、左側、または両側の腰が痛くて長期間治らない。
腰の痛みはなくなってきたが、痛みが足の方へとズレてきている感じがする。

座骨・お尻

主に坐骨神経痛の症状がある。お尻(臀部)の内側にビリビリとした鈍痛や痺れ(しびれ)があったり、座骨が痛い。クシャミをすると腰痛よりも座骨に激痛が走る。

固い椅子に座ると痛みの症状が悪化して長時間座ることができないので、姿勢をたびたび変える。
坐骨神経痛に関しては少しでも痛みを緩和する方法も合わせてご覧いただければと思う。

太ももやふくらはぎの表、または裏が痛い。
電気が走ったようなビリビリとした痺れ(しびれ)が常にある。

腰の痛みを治療する5つのステップ

腰椎ヘルニアの症状をすこしでも緩和するため、段階的な治療方法・行動をまとめている。
順を追って、あなたが次にとる行動の参考にしてほしい。

治療方法1「病院に行き診察してもらう」

まずは病院に行き、医師に診察してもらおう。
レントゲンやMRIを撮ることでヘルニアかどうか、またはそれ以外に症状の原因が見つかることもある。

費用はかかるが、体を第一に考えると専門の医師に診てもらうことが治療の近道だ。
すでに病院に通院している場合や、選び方が分からない場合は「腰痛を治す先生の選び方」を見てほしい。
大きな病院だと安心感もあるが、決して適切だとは限らないからだ。

治療方法2「ブロック注射や鎮痛剤で様子をみて、自然治療」

病院で椎間板ヘルニアと診断され、ブロック注射やロキソニンなどの鎮痛剤を処方される場合がある。

これに関してはブロック注射の効果と期間「腰痛なら知るべき」3つのことに詳しく解説しているが、医師が診察した上で適切と判断したならば、自然治療を目的としよう。

自然治療とはブロック注射などで痛みを緩和して、セルフケアなど試みることによりヘルニアの症状を治めていくといったようなものだ。
セルフケアについては下の治療方法3にあたる。

治療方法3「腰痛のセルフケアをしよう」

仕事や家事など、できるだけ腰に負担をかける環境では、ヘルニアの改善は期待できない。
しかし、生きていくためにはどうしても環境を変えることができない場合もあるだろう。

その場合は改善する意識を持った上で病院や整体院から教わったストレッチを怠らないことである。
またセルフケアで重要な腰への負担を軽減するコルセットの着用をおすすめする。

セルフケアに関しては腰痛が治らない理由「治せないループ」から抜けるに詳しく解説している。

治療方法4「ヘルニアの手術」

病院でヘルニアと診断され、手術適用となった場合は、選択肢の1つとして考えておこう。
「手術したら本当に治るの?」という不安はぬぐいきれないが、大事なのはセルフケアである。

手術後にも痛みが再発する場合は、アフターケアを怠っている傾向があるのも事実だ。

治療方法5「手術後のアフターケア、環境の見直し」

ヘルニア以外に痛みの症状をつくっている原因は、環境によるものが多い。
治療方法3で説明した通り、腰に負担がかかる生活をしていては、いくら手術で治ったとしても再発するおそれは大いにある。

ヘルニアの症状、腰の痛みを治療するには普段から改善意識を持っておくことが大事なのである。

改善して痛みのない生活に戻ろう。きっと治せるはずだ。

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