腰痛の原因は人によって異なるため、治す方法は生活環境や体格などで個人差がある。
とはいえ年齢や性別に関係なく、腰痛を改善できる人とできない人の違いは明らかで、大きなポイントが3つある。
下に詳しく解説するが、慢性的な腰痛や椎間板ヘルニア、ぎっくり腰を繰り返す人にとって改善のヒントになれば幸いである。
1.「本気で」生活環境を変えているか
腰痛を改善できる人は、腰に負担をかけないように生活を見直している。
たとえば介護士をしていた方の体験談「腰痛で仕事を辞めるにあたり、失敗したこと。良かったこと」にあるように、一度ヘルニアを治すために仕事を辞めるという選択がある。
いっとき社会から離れることで家族に迷惑はかける。しかし5年後10年後も腰痛に悩まされるより、“将来を見越して早く治すことを”を選ぶというわけだ。
痛みが軽度ならば病院や整体院などに通いつつ治す方法もあるが、症状が重いほど環境をまったく変えずに治すことは難しくなる。
だからこそ、改善できないならば退職とまではいかなくとも一時的に体を休ませるために休職や、転職、部署を変えてもらうよう職場に打診したりと、なんらかの環境の変化を起こせないか視野に入れてみよう。
『二兎を追う者は一兎をも得ず』とことわざにあるように、改善するために今の生活を見直し自ら行動する意識が大事だ。
しかし、働き方に変化をもたらすことは難しい人もいるし、ストレスになることもある。その場合は「日常生活で注意! 腰痛の原因と対策例」などを参考に日々の生活からできる簡単なことにも目を向けてたり、次のことを気をつけよう。
腰痛を改善できない人はセルフケアをめんどうくさがっていないだろうか。
2.「効果がない」と1日で諦めずセルフケアしているか
病院に行っても、ブロック注射をしても、腰痛体操をしても……
「効果がない!」
ストレッチなどをして治すために頑張っても、効果は簡単に得られるものではない。
それなのに忙しいなか時間を割いて毎回施術やケアをするのは大変めんどうくさいもの。
しかし改善するために大事なのは、この “めんどうくさいこと” にある。
「腰痛が治らない理由「治せないループ」から抜ける」にも記載しているが、腰痛が治らない理由は大きく下の2点。
- 日常生活で症状が悪化しないように腰休ませない
- 医学療法やストレッチで体を回復に向かわせていない
1つ目の日常生活
腰痛を改善できない人は上で説明した「本気で」生活環境を変えているか」のように、腰に負担をかけている生活を変えようとしていない。
しかし、生活が変えられなくてもたとえば日々これ以上悪化させないようにコルセットを着用したりはできる。
2つ目の腰痛体操
腰痛を改善できない人は、どこかで「いつか治るだろう」「もう治らないから、いいんだ…」と諦めながら惰性で病院に通院していることが多い。
しかし、エゴスキューの口コミ「介護で辛いヘルニアに、効果あった」の体験談のように、改善できる人は自らアクションを起こしていることが多い。
治らないからこそ、治すために病院を変えたり、別の行動を起こすことは改善への近道にもなる。
- コルセットについて
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筋肉を低下させない最新のコルセットなど、現在の腰痛グッズは進化している。
(参考:腰痛コルセットのおすすめ【症状や仕事による】正しい選び方)
3.「もっとも大事なことは」続けること
「10年の腰痛が1日たった5分の体操で治る!」といった雑誌のキャッチコピーのような方法はたくさんあるが、まず適切なストレッチであっても、続けないと効果を期待するのは難しい。
腰に負担をかけ続ける生活をしていたなら、それが積み重なってヘルニアや坐骨神経痛になることもあるように、改善できる人は「治すためのこと」を続けている。
痛みをとるために、生活を改め、コルセットをして、腹筋運動や腰痛体操など治すための生活を淡々と続けているのだ。
もしあなたが腰痛を改善できないと悩んでいるならば、医師などから判断を仰ぎ指示されたことを諦めずに続けてみよう。
【まとめ】腰痛を改善できる人のポイント
なかなか腰痛が治らない人が、少しでも改善するようポイントをまとめる。
- 腰に負担をかけないよう仕事を一時的に辞めたり、転職したり、部署を変えたりと生活環境を変える。
- 腰回りの筋力が低下しないようなコルセットを着用し、必要以上の負担を強いられないようケアグッズにも頼る。
- 腰痛体操や腹筋運動など、改善するために行動を起こす。
そして、これらを続けることが大事だ。
【参考記事】
※ 腰痛コルセットのおすすめ【症状や仕事による】正しい選び方
※ 腰痛が治らないと悩む方へ